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浅草の苺スイーツの新星、浅草苺座【取材】大福苺や苺ビールなど。女子会にも家族会にもピッタリのスイーツショップ

浅草苺座
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浅草で苺の夢を追いかける、

ひとりの男に出会った。

小笠原聖佳。


実は、いま浅草のスイーツとして、盛り上がっているお店がある。
僕が、仲見世から右折して偶然見つけた、「浅草苺座」という、その名のとおりの苺スイーツショップだ。
今日は、浅草苺座さんに突撃取材を敢行する。

ここのオーナーは、俳優の柏原収史さん、同じく俳優の柏原崇さんの弟さんである。
柏原さんは、爽やかな印象のオーラを放ちながら、インタビューに応えてくれた。

柏原収史さん

浅草苺座が誕生したきっかけとはなんでしょう

東日本大震災の復興支援のひとつなんです。宮城県の山元町の苺農園さんとのプロジェクトとして、5年間あたためていたんです。山元町の苺畑が、震災で大半がやられてしまいました。まずは被災地の復興支援という想いが強くありまして。

そのとき、山元町にある燦燦園(さんさんえん)さんという農園の方に出会いました。農園の苺を食べさせてもらったときに、その美味しさにびっくりするぐらい感動しまして。必ず復活して、ゆくゆくは世界に、その苺を届けられるようにお店から、東京から、発信していきましょう!という約束をしました。

その第一歩が、2019年5月1日からはじまった、浅草苺座のオープンでした。

浅草苺座

なぜ、浅草からなんでしょう。

気持ちは、世界へ、というのが強いので。浅草という街が外国人観光客の方がたくさんいらっしゃる場所であるから、日本の窓口、という意識が私にはあって。

あとやっぱり浅草とは、エンターテインメントの街なので、ただ苺を売るのではなくて。和菓子と苺であとはエンターテインメントとして楽しんでもらいたいという想いから浅草に創りました。

人気商品である、大福苺はどういうきっかけで出来上がりましたか。

燦燦園(さんさんえん)さんに共同の自社農園がありまして。そこで創っていますが。ふつうは、いちご大福といいますが。うちは、大福苺、という名前にしていて。あくまでも苺が主役で、大福がついた苺ですという意味を込めて、大福苺と名付けています。

大福苺の苺が国際味覚審査機構(iTQi)で三つ星最高賞をいただきました。この国際味覚審査機構の賞というのは、ミシュランのような賞で。世界のプロの味覚ということで、300人ぐらいで1年のうち前期、後期と分けて審査をして評価していく賞です。

スイーツだけでなく、野菜など、さまざまな食べ物が含まれています。苺ってスイーツの中でも、嫌いな人ってあんまり聞いたことないと思っていて。いろんなスイーツがあるなかで、苺を食べるとみんな笑顔になるという、そういう経験をさせてもらったので。人をしあわせにする食べもの、苺とは、そういうスイーツだと思っています。

柏原さんにとって浅草はとはなんでしょう

私は、20年近く世田谷区に住んでいたんですけど。浅草苺座を出店したことをきっかけにして、浅草に住居も引っ越してきました。

浅草って、観光地としてたいへん好きだったんですけど。いざ本当にお店を出させていただいて、地域に根づかせていただくと、もう本当に人は温かいし、ずっと年中お祭りをやっているような、どこを歩いても楽しくなる街だなっと感じています。

今後、浅草のスイーツはどのようになると思いますか

いま浅草のスイーツはたくさん出てきていますし、本当に食べ歩きできるようなものがいっぱいあるので。スムージーとかもそうですし、浅草のスイーツといえば苺だよね、と言われるぐらいにしていきたいなと、考えています。

この2020年11月には、浅草苺座の新店も出させてもらえました。もっともっと広く展開していきたいと思っています。

浅草苺座

純粋なスイーツショップではなくて、ビールなんかも売っていますね

単純に、私が大酒飲み(笑)で。お酒が大好きなので。えっ、苺ビール!というのも、エンターテインメントとして浅草としての楽しいひとつだと思ってもらえるとうれしいです。

浅草に行ってきて、苺ビールってあったよね。というような思い出話になったらいいなという想いというか…。
苺ビールを創ったら、とても美味しかったので。苺ハイボール、苺テキーラ、苺サワーなども続けて創りました。

苺ビール『星の苺』は宮城のビールメーカーと協同開発したものですが。苺ハイボール、苺テキーラ、苺サワーは、自社開発です。

今後は、どういう苺スイーツが創られるんでしょうか

今度、苺おせち、という商品がでます。苺の詰め合わせセットで、ゆっくりと苺スイーツを堪能していただこうと創りました。

あと苺弁当も出していけたらと思っています。誕生日プレゼントや差し入れなんかに使っていただけたら喜ばれると感じています。

今後も、店舗数を浅草だけでなく、少しずつ増やしていって、世界へ向けて、宮城県の山元町の苺を届けていけるようなお店創りを目指していきたいと思っています。

浅草苺座

インタビューをしているあいだ、柏原氏の目がキラキラとまぶしいくらいに輝いていた。人は夢をもつと、人は夢を語ると、目がこんなに輝くんだ、と、感動した。

柏原氏は、浅草のスイーツの新星なのだ。
浅草を伝統からみるのではなく、イマドキのスイーツからみているのだ。
甘い甘い浅草の夢を感じているのだ。
いまの時代、人には夢が必要なのだ。

もっと夢をみよう。
もっと夢へ動こう。
もっと夢に感動しよう。
人は、夢を見た時間だけ、幸せになれる。僕は、そう、信じている。

店舗情報

浅草 苺座

東京都台東区浅草2-1-3
03-5811-1504

<営業時間>
平日・土日共通 10:30~17:30
日曜営業

<定休日>
無休。
臨時休業する場合はSNSにて告知

都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線の1番出口から徒歩2分
つくばEX浅草駅から徒歩6分

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ライター紹介

おがさわらせいか

おがさわらせいか

小笠原聖佳:フリーライター、コピーライター、インタビュアー、吟遊詩人

2月生まれ。血液型:A型。 青森生まれ、静岡育ち。東京23区内在住。 広告と言葉とインタビュー、音楽をこよなく愛する。 毎日広告デザイン賞・最高賞/日経広告賞・部門賞などを受賞。 現在、ある会社の仕事で、noteにクリエイターズファイル・ブログを執筆、好評展開中。
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